奨学金は、大学等の教育費を捻出する手段の一つです。
褒賞的な意味合いを持つものもありますが、
経済的支援という趣旨で募集するものも多く見受けられます。
それらは、様々な名称で様々な種類があるのですが、
なかでも最も対象範囲が広く利用しやすいと思われるものが、
日本学生支援機構が募集する奨学金です。
日本学生支援機構の奨学金は給付型と貸与型の2種類があります。
給付型は返還不要で、貸与型は進学先を卒業後、最長240カ月の分割で返還していくことになります。
さらに、貸与型には第一種と第二種があり、第一種は無利子、第二種は有利子です。
学年末に卒業予定の高校在学生(全日制は3年生、定時制は4年生)
または高校卒業後2年以内のもの(いわゆる浪人生)は進学前に予約採用の申込みができます。
もちろん進学後に手続きをすることも可能(在学採用という。)です。
予約採用は、在学している(または卒業した)高等学校で手続きをします。
4月以後、各高等学校で、手続きの要領が案内されると思いますので、進学先を絞り込む際には併せて検討するとよいでしょう。
また、卒業生は、時機を見て自身で学校に問い合わせて情報を収集してください。(おそらく学校からの案内はありません。)
手続きは3つの作業が必要です。
1 インターネットを利用した個人情報の入力
2 関係書類の提出
3 マイナンバーの提出
これらが不備なく完結したところに、学校の推薦を加えて、
学校単位で取りまとめ、日本学生支援機構に審査を仰ぐという手順になります。
日本学生支援機構の審査結果は、11月までには通知がある予定です。
特に根拠があるわけではないのですが、
どうも 給付型>第一種>第二種 の順で
ハードルが下がっていくように感じます。
第二種ならかなりの確率で採用されているようです。
もとより、学校の推薦が得られなければ話になりません。
成績不振・非行・未納は学校における3大退廃要因です。
これらにかかわって、人物評価が下がるようなことがないように・・・